歴史

   元は下天津の大仙院(現在は廃寺)にあった仏さまです。  大仙院住職の御子息より 当時の繁昌院住職 宮谷祐乗師に「御祀り願いましたら幸甚に存じます」との発願で昭和27年1月21日 繁昌院境内に御祀りされました。  当時は戦後間も無く 車もない時代。檀信徒が 山にお祀りされていた仏様を担ぎおろし リヤカーに乗せて一体一体約4キロの道のり(普通に歩いても1時間の道のり)を旧繁昌院まで運ばれました。 繁昌院が現在の地に移転の際も 本尊同様に丁重にあつかわれ現在の場所に安置されました。
 古来より霊験あらたかと信仰を集め多くの方の心の拠り所となっています。

四国八十八ヶ所霊場とは?

  四国には お大師さまが開創された八十八のお寺があります。お大師さまを信仰する多くの方が 八十八のお寺を参拝し ご先祖さまのご供養 また心願成就・病気平癒などをお願いし歩いてお参りされています。 しかし四国八十八ヶ所を全てお参りするには 1500キロの道のり。約50日はかかります。一般の生活をしながらでは そう簡単にお参りすること出来ません。そこで 四国に行かずしても 同じだけの功徳と御利益をいただけるのがここ繁昌院の四国八十八ヶ所霊場です。